アルゴスリープの導入後、ご利用者の睡眠データから高い確率で毎晩0時頃に離床をしているということ分かりました。
社会福祉法人 光風会
光の苑様
施設名
2022/11/14
更新日
睡眠解析を活用したリスクマネジメント
光の苑様は、ご利用者個人のプライバシーや尊厳を大切にされている施設で、ユニットケアを行っています。
ユニットケアを行うメリットは、介護職員様とご利用者共に少人数でケア対応を行うことができるため、ご利用者1人1人にあった丁寧なケアを提供できるところです。
しかし、介護職員様にとっては、責任をもって判断しなくてはならない場面が多く、精神的負担が大きいことも事実です。また、ユニットケアは個人のプライベートを守る強みがある反面、夜間個室の鍵を閉めてしまうご利用者の場合には、夜間訪室をしてご利用者の状況を把握することが難しくなります。
事故が起きてからの『知らなかった』『気付かなかった』をできる限り0に近づけるという目標の中で、ご利用者の行動を把握できないことは職員様の不安となっていました。
STEP 01
離床傾向の確認
光の苑様には、健康に問題なく過ごされている90代のご利用者がいらっしゃいます。
ご利用者はご自身の体力に自信があるため、夜間の訪室を望んでおらず、個室の鍵を閉めてしまいます。そのため、夜間はご利用者の行動を確実に把握している介護職員様はおらず、なんとなく「0時前後にトイレに行っている様子…。」という感覚をもとにケア対応をせざるを得ませんでした。
そこで、アルゴスリープを導入し、ご利用者の睡眠傾向をデータ化することに。
すると、高い確率で毎晩0時頃に離床をしているということがデータから分かりました。
STEP 02
体動の確認
さらにデータを分析すると夜間に体動(離床・起き上がり行動)が多い傾向にあり、AM2時~4時の間は体動が少なく、安定した睡眠がとれていることが確認されました。
この睡眠分析結果をもとに、夜間に体動が多いということは将来的に体力が衰えた際に『転倒をするリスクが高いご利用者』となる可能性があるということを介護スタッフ様間で認識共有して頂きました。
■睡眠データを活用したリスクマネジメント
介護現場におけるリスクマネジメントとは、介護事故の原因を分析し予防方法を考えること、あるいは、事故が発生した際の対応を検討することを指しています。
今回の事例では、ご利用者のプライバシーを守りながら睡眠データを取得し、『将来的に、夜間ヒヤリハットや転倒事故につながる可能性がある』という気付きを、事故が起こる前に介護職員様間で共有できました。
この気付きをもとに、予防方法を考え、ご利用者の体力の変化に注意をはらうことで、事故発生リスクを下げる取り組みにつなげることができたと考えています。
光の苑様は、ご利用者個人のプライバシーや尊厳を大切にされている施設で、ユニットケアを行っています。
ユニットケアを行うメリットは、介護職員様とご利用者共に少人数でケア対応を行うことができるため、ご利用者1人1人にあった丁寧なケアを提供できるところです。
しかし、介護職員様にとっては、責任をもって判断しなくてはならない場面が多く、精神的負担が大きいことも事実です。また、ユニットケアは個人のプライベートを守る強みがある反面、夜間個室の鍵を閉めてしまうご利用者の場合には、夜間訪室をしてご利用者の状況を把握することが難しくなります。
事故が起きてからの『知らなかった』『気付かなかった』をできる限り0に近づけるという目標の中で、ご利用者の行動を把握できないことは職員様の不安となっていました。
STEP 01
離床傾向の確認
光の苑様には、健康に問題なく過ごされている90代のご利用者がいらっしゃいます。
ご利用者はご自身の体力に自信があるため、夜間の訪室を望んでおらず、個室の鍵を閉めてしまいます。そのため、夜間はご利用者の行動を確実に把握している介護職員様はおらず、なんとなく「0時前後にトイレに行っている様子…。」という感覚をもとにケア対応をせざるを得ませんでした。
そこで、アルゴスリープを導入し、ご利用者の睡眠傾向をデータ化することに。
すると、高い確率で毎晩0時頃に離床をしているということがデータから分かりました。
STEP 02
体動の確認
さらにデータを分析すると夜間に体動(離床・起き上がり行動)が多い傾向にあり、AM2時~4時の間は体動が少なく、安定した睡眠がとれていることが確認されました。
この睡眠分析結果をもとに、夜間に体動が多いということは将来的に体力が衰えた際に『転倒をするリスクが高いご利用者』となる可能性があるということを介護スタッフ様間で認識共有して頂きました。
■睡眠データを活用したリスクマネジメント
介護現場におけるリスクマネジメントとは、介護事故の原因を分析し予防方法を考えること、あるいは、事故が発生した際の対応を検討することを指しています。
今回の事例では、ご利用者のプライバシーを守りながら睡眠データを取得し、『将来的に、夜間ヒヤリハットや転倒事故につながる可能性がある』という気付きを、事故が起こる前に介護職員様間で共有できました。
この気付きをもとに、予防方法を考え、ご利用者の体力の変化に注意をはらうことで、事故発生リスクを下げる取り組みにつなげることができたと考えています。